保険証の返し方

 社会保険の資格喪失届を電子申請する場合、保険証はどうされていますか?

 

 年金事務所に直接持参する場合は、保険証も一緒に持って行きますので提出すればそれで終了ですが、電子申請の場合、保険証そのものは物理的に処理することになります。

 

 保険証は顔写真がないものの個人情報が含まれているので、退職後に個人から会社に郵送する場合は、簡易書留(プラス310円)などで確実に到達したことを確認するのがいいと思います。

 

 でも、そこから先、会社などはしっかり簡易書留で送っているのでしょうか。

 試しに東京広域事務センターに聞いてみることにしました。

 

 すると、「会社も社労士事務所もそこそこ?普通郵便で送られていますよ。」とのこと。ただし補足として、「主要な部分はパンチなどで穴は開けてもいいですが、切り落とすのはやめてほしい。」とも言っていました。

 

 確かに、裏面の住所をマスキングして表面をパンチで数か所穴開けすれば個人情報は漏れにくいと思います。また、電子申請の場合、保険証が役所に届くと「郵送書類到着のお知らせ」が通知されますので到着日は判別できることになっています。こういうこともあって、普通郵便を利用している会社さんが多いのかもしれないです。

 

 普通郵便で送るとして、気を付けなければならないことを挙げますと

  1.  裏面の住所をマスキングし、表面の角印を含めた数か所にパンチで穴開けする。
  2.  封筒に「保険証在中」とは書かない。
  3.  複数枚の同封はしない。
  4.  できる限り郵便局の窓口に持って行く。
  5.  電子申請の郵送書類到着のお知らせで到達日を確認する。

 このあたりでしょうか。

 書留が最善の策であることに疑いの余地はありませんが、ここまですれば書留代を節約できるのではないかなとも思います。それでも不安な方には書留代をご負担いただくのも一案かもしれません。

 ※これは単なる経費節減のための案なのであくまでも自己責任でお願いします。

 

 以上、ご精読ありがとうございました。